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【お金の話】30代の貯金額の平均値は実際いくらなの?

2021年7月30日

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今回は30代の貯金額の話や。
平均額はいくらか予想しながら見ていってくれや。

同世代の人って、いくらぐらい貯金しているんだろう?」とふとしたタイミングで、気になる方も多いかと思います。

私自身が30代中盤なので、今回は30代に絞って「貯金に関するデータ」をまとめてみました。

今後他の年代の記事もまとめていこうと思っています。

まずは、一緒に予想してみましょう!

【クイズ】平均貯蓄額はいくらなの?

直近の各種調査によると、30代の平均貯蓄額はいくらでしょうか?

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↓↓↓ ↓↓↓ (答えはこちら)

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正解は、②です。

いかがでしたか?

思ったより多い・少ないと感じた方も、「そんなもんか」くらいに感じた方もいるでしょうね。

詳しく見てみると、厚生労働省が2019年に実施した「国民生活基礎調査」によれば、

世帯主が30代の1世帯あたり平均貯蓄額は、530万円でした。

ただし、

同調査の[単身世帯調査]では327万円となっています。

他の年代は次の記事でまとめています。

平均値と中央値について

ただし、注意していただきたいことがあります。

平均値も参考にはなるのですが、もっと重視すべき指標として「中央値」があります。

前述の金融広報中央委員会が2020年に実施した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」によると、

30代の金融資産保有額の中央値は400万円でした。

平均値は591万円なので、大きな差があることはわかります。

同調査の[単身世帯調査]では、中央値は70万円です。

平均値は327万円なので、かなり大きなさがありますね。

平均値とは全然金額が違います。

まとめると次のようになります。

まとめ

30代の1世帯あたり平均貯蓄額は530万円(中央値は400万円)

単身世帯の中央値は70万円

平均値と中央値の違いについて

平均値は、「全ての回答結果の合計を、回答した人数で割る」ことによって出てくる数値です。

そのため、極端に多い(または少ない)回答をした人がいると、全体の数値が実態とかけ離れてしまうことがあるのです。

分かりやすく事例を用意すると

平均貯蓄額のアンケートで10人中1人が「1億円」、9人が「200万円」だったら、平均値は「1,180万円」になってしまいます。

これでは、ほとんどの人が「そんなに持ってない」と違和感を覚えるでしょう。

しかし、中央値は全くの別物です!

中央値は、「回答結果を多い順(または少ない順)に並べた時、ちょうど真ん中に位置する人」の数値を指します。

こちらだと「すごく多い人・すごく少ない人」のデータは除外されて、「だいたい真ん中くらいの人」のデータが分かるので、貯蓄額など一般生活者の調査では実態を反映しやすいのです。

先ほどの事例に当てはめると分かりますが、

10人中1人が「1億円」、9人が「200万円」だったとしても、中央値は「200万円」となります。

さすがにこの事例は極端ですが、中央値は平均値の欠点をカバーしてくれるものなので、平均という言葉に踊らされないようにしましょう。

平均額に満たない場合

以上、平均貯蓄額を見てきましたが、「自分は平均より少ないから、ヤバいのかな…」と不安になってしまう方もいるかもしれませんね。

大丈夫!全然気にする必要はありません。

そもそも、収入や家族構成など環境面も人それぞれ違います。

家を買ったばかりとか、はたまた家族が大きな病気をしてしまったとか、それぞれ事情も異なります。

また、住む地域によって平均年収や物価も変わりますし、30代といっても「30歳と39歳」では大きな差が出て当然です。給与が上がりやすいのがこの年代という観点もあります。

あくまでも「平均」ですから、そんなもんか程度に考えておきましょう。

どんな状況でも「将来への備え」は必要

平均貯蓄額は気にしなくて良いと書きましたが、いずれにせよ、考えておくべきことをお伝えします。

それは、「将来への備え」は確実に必要です!

多くの場合、30代はマイホーム関係、子どもの教育、親の介護等「今すぐに大きなお金が出ていくことは少ないが、ゆくゆくは必要になる」という世代ですよね。

病気で働けなくなることもあると思います。

40代以降に出てくるこうした「ライフイベント」への備えは、どんな人でも必要です。

単純にコツコツ貯蓄するのもありですが、ぜひ「iDeCo」や「つみたて(積立)NISA」など国の制度を使った投資・運用なども取り入れて、「お金を育てていく」ことを考えなければなりません。

関連記事を下に掲載しますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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