スマートスピーカーでスマートホーム化や!声で家電を操作できるで。
近年、「スマートホーム」という言葉をよく耳にするようになりました。
スマートホームとは、従来のリモコンやスイッチを使わずに、スマホで家電をコントロールしたり、スマートスピーカーを使用して声で家電操作することができる技術です。
10年前は夢のような話だったかもしれませんが、技術の進歩により現在は低価格で簡単に導入できるようになりました。
しかし、スマートスピーカーとは何なのか?何ができるのか?などの疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために今回は、スマートホームにすると実際どのように生活が変わるのか、また導入の仕方などをわかりやすく解説していきます。
この記事ではGoogleのスマートスピーカーであるGoogle Nestシリーズを取り上げていきます。
スマートスピーカーとは?
スマートスピーカーとは、Googleの「Google アシスタント」やAmazonの「Alexa」、Appleの「Siri」といったクラウド型AI(人工知能)を搭載したスピーカーのことで、AIスピーカーとも呼ばれています。
人が話す自然な言語を認識できるのが特徴で、スピーカーに話しかけてさまざまな機器を操作したりインターネットサービスを利用できます。
これまでも、スマートフォンに「OK、Google」「Hey、Siri」と話しかけて天気予報やニュースを聞いたり、アラームをセットしたり、あるいは気になる情報を検索していた人は多いことでしょう。
スマートスピーカーも基本的には同じです。さらに、お気に入りの音楽をかけたり、家電のリモコンやスイッチ代わりにしたり、ネット通販の商品を注文するといった使い方を音声だけで行えるのが特長です。
Google Nestって?
Google Nestとは、Googleが開発・販売しているスマートスピーカーです。
元々はGoogle Homeという名称の商品が販売されていましたが、現在はGoogle Nestシリーズという名称で統一され販売されています。
Google Nestに話しかけるだけで様々なことができるようになります。
Google Nestシリーズ
「OK,Google。今日の天気は?」
今日は予想最高気温26度、最低気温19度で雨のち曇りでしょう。現在気温22度曇りです。
こんな感じで、音声で答えてくれます。
ちなみに、「OK、Google」という言葉はウェイクワードといい、Google Nestに対して指示を出すためのキーワードです。
日本語が良ければ「ねえ、Google」というワードでも反応します。
Google Nestは家電量販店やネット通販、Google公式サイトから購入することができます。
Googleが日本向けに販売しているスマートスピーカー以下の5種類があります。
- Google Nest Mini
- Google Nest Audio
- Google Nest Hub
- Google Nest Hub Max
名称はそれぞれ異なりますが、搭載されているAIは全て同じでGoogle Homeアプリと連携させて使用します。
Google Nest mini
Google Nest miniはNestシリーズの入門機という位置づけで、一番お手頃価格です。
見た目は丸い形が特徴的です。
こんなに小さくても、Nestシリーズのすべてのエッセンスが詰まっている優れものです。
Google Nest Audio
従来モデル「 Google Nest min 」からのサウンド強化をポイントとしている製品です。
サイズはひと回り大きく、ファブリック調のスクエアデザインに変更されており、「良い音」で音楽を楽しみたい方にはお買い得のモデルです。
Google Nest Hub
Google Nest Hubは私が現在リビングに設置しているスマートスピーカーです。
「 Google Nest min 」 や「Google Nest Audio」とは異なり、液晶画面が付いているので、写真のスライドショーをしたり、リマインドを表示したり、音声だけでは表現が難しかったこともできるようになっています。
Google Nest Hub Max
Google Nest Hubはスマートスピーカーに7インチのタッチスクリーンがついたタイプのものです。
Google Nest Hub MaxはGoogle Nest Hubのを一回り大きくし、10インチのスクリーンがついたモデルです。
またカメラも搭載されているため、ビデオ通話も可能になっています
ただ、 Google Nest Hub の2倍以上の金額がかかるため、大きい画面が欲しい、テレビ電話がしたい等の要望がないかぎりは、 Google Nest Hub で十分だと思います。
Google Nestの魅力
声だけで知りたい情報を知ることができる。
朝の忙しい時間や、料理中など手が離せないときに、声だけで情報を知ることができます。
例えば、
- OK,Google 今日の天気は?
- OK,Google 最新のニュースは?
- OK,Google ○○駅までの交通情報を教えて?
- OK,Google 大さじ1杯って何ml?
- OK,Google ○○のレシピ教えて
このようなコマンドで、すぐに目的の情報にたどり着くことができます。
好きなときに音楽を聴くことができる
当然ながらGoogle Nestはスマート”スピーカー”というだけあって音楽の再生も可能です。
SpotifyやYoutube Musicなどの音楽配信サービスをGoogle Nestと連携させることで音楽を再生してくれます。
何か作業をしててちょっとBGMがほしいなってときなんかには非常にいいです。
私は在宅勤務中の昼休みなどに音楽を聴きながら休憩しています。
テレビを声だけで操作できる
Chrome CastというGoogleが販売している小型機器をテレビに繋ぐことでGoogle Nestから音声でテレビを操作することができます。
また、スマートリモコン(※)などと連携させることでも操作することができます
ちなみに、AndoroidTV対応のテレビの場合は、Chrome Cast不要で操作することができます。
※スマートリモコンについては、こちらの記事をご確認ください。
エアコンや照明など家電を声だけで操作できる
Nature Remoという スマートリモコン(※) と連携させることでさまざまな家電を操作することができます。
エアコン、照明、扇風機などを連携させることで、朝起きた時に音声だけで各家電の電源を付けることもできてしまいます。
声で操作することに慣れてしまうと、ものすごく便利で、それなしでは生きていけなくなるほどです。
※スマートリモコンについては、別記事で紹介する予定です。
ラジオが聞ける
スマートスピーカーということもあって、ラジオ(radiko)も聞くことができます。
選局も声で行うため、1発でお気に入りの番組までたどり着くことができます。
暇なときの時間つぶしにも
やることがなく暇なときは、暇つぶしの相手をしてくれます。
例えば、
- OK,Google クイズを出して
- OK,Google ゲームがしたい
情報をただ単に教えてくれるだけでなく、ユーモアな一面も兼ね備えています。
ルーティーン
小さなお子さんがいらっしゃる家庭にもピッタリの使い方があります。
それは、ルーティーンを設定できるということです。
スマートフォンのGoogle Homeアプリから、ルーティーンを設定しておくと、特定の時間に
朝起きる時間に「○○くん、朝だよ、早く起きてね」または、
夜寝る時間に「 ○○くん 、もう9時になったから、早く寝よう」などのメッセージを言ってくれます。
ほかにも色々使い切れないくらい
ざっと思いつくだけで、以下のような使い方ができます。
- 単語の意味を調べる:「タピオカって何?」
- 過去の写真が見たい:「2年前の写真が見たい」
- 計算をお願いする:「3000÷73は?」
- 目的地までの経路を調べる:「スカイツリーに行きたい」
- 交通状況を調べる:「箱根までの交通状況を教えて」
- 近くのお店を調べる:「近くにカフェはある?」
- おすすめスポットを調べる:「新宿のおすすめスポットは?」
- タイマーを設定したい:「タイマーをセットして」
- アラームを設定したい:「アラームをセット して」
- 雑学を調べたい:「YOSHIKIさんの年齢は?」
- カロリーを調べる:「ラーメンのカロリーは?」
- 英語に同時翻訳したい:「翻訳モードにして」
- 単位を変換する:「100リンギットはいくら?」
私自身も何年もスマートスピーカーを使っていますが、すべての機能を使い切れていません。
まとめ
このようにGoogle Nestを使うことでできることは、とてもたくさんあります。
スマートホームっていう言葉を聞くと、大きなリフォーム工事が必要だとか、家電製品の買い替えが必要だと想像する方も多いと思います。
しかし、それほど手間はかからず、テレビやエアコンなどを声で操作できるようになるため、多くの人が利便性に気づき始めています。
Google Nest はそのスマートホームの中心となるデバイスですので、ぜひ導入していただいて、実際にその充実した機能を体感していただきたいと思います。
これからスマートホーム時代へ向けて、あなたのスマートホーム導入の参考となれば幸いです。