家財保険と聞いても、火災保険と読み方が似ているので認識している人は少ないでしょう。
家財保険とは、火災や風災などの災害により家財が損害をうけたときに、補償が受けられる保険のことです。
災害以外にも、盗難に対しても補償対象となる家を守るための総合的な保険です。
そのため、いらない・入らないでいることで将来的に損をする可能性があるのです。
今回の記事を読んで自身に必要なのか?不要なのか?を判断していただければと思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
結論:家財保険に入らないということは可能!
家財保険は絶対に入らないといけない訳ではありません。何故ならば、あくまでも任意の契約になるからです。
しかし、家財保険に入らないでいると、火災などの災害で家財が損害しても補償してもらえないという事態になります。
家財が損害しても新しく買い直したり、修復したりするだけの余裕があれば家財保険に入らないでも良いかもしれません。
しかし、資産に余裕がない場合は入っておいた方が安心できると思います。
家自体は火災保険で保護されますが、中身の家具や家電は全く保護されていないのです。
家財保険の基本補償
家財保険の基本補償は、主に以下の6つが挙げられます。
- 火災・落雷・破裂・爆発
- 風災・雹災・雪災
- 水濡れ
- 盗難
- 水災
- 破損・汚損
このようなケースの場合に補償が受けられます。
家財保険に入るべき人
家財保険が必要かどうかは、家族構成や所有しているものによって大きく変わってきます。
ただし、安易に高額な家電や家具が無いからと言って、それだけで入らないというのはおすすめできません。
家財保険に入った方が良いのは以下の方々です。
小さい子供がいる
4~5人くらいの家族構成の場合、火災で家財が焼失した場合損失額が1,000万円を超えることが予想されます。
空き巣が多い地域
家財や現金を盗まれた場合、家財保険に入っていれば補償されます。
ただし、条件が設けられているケースもあるため、事前に確認が必要となるでしょう。
地震が起こりやすい地域
家具が転倒して使えなくなった場合などに補償されます。
家財保険に入るべきでない人
逆に、家財保険に入らなくてもいい人はこのような人です。
資産に余裕がある人
家財が損失してもまかなえるだけの資産を持っている人は、家財保険に入らなくても良いです。
仕事が忙しい人
自宅には寝るためだけに帰るという人や、1人暮らしをしている人などは、家財保険は不要です。
とはいえ、安易に不要と決めつけないで、ちゃんと考えてみることが大切です。
家財保険に入らないとどうなるのか?
家財保険は使う可能性が比較的高い
小さい子どもやペットを室内で飼っている場合、ちょっとしたことでテレビなどの家電を倒して壊してしまうケースはよくありますよね。
家財保険は思っている以上に使う可能性が高いため、加入しておいたほうが安心できます。
家財の平均額は意外と高い
所有している家財の平均額については以下の表が参考になります。
夫婦のみ | 4人家族 (子ども2人) | |
---|---|---|
~27歳 | 500万円 | 700万円 |
28~32歳 | 700万円 | 900万円 |
33歳~ | 1,000万円 | 1,000万円 |
世帯人数と所有している家財の合計金額の平均額になります。
一般的に暮らしている年数が長くなるほど、家具や家電は増えていくものです。
家財保険の保険料はそこまで高くない
家財保険は、補償内容によって保険料が異なりますが、おおむね年間1万円程度の負担です。
私も一般的なマンション暮らしで3人家族(子供1人)で800万円の補償額で家財保険をかけていて、年間1万円程度ですので参考にしてみてください。
家財保険は使う可能性が高いため入っておいたほうが安心です。
家電や家具などの破損に対しても対応することができ、万が一の火災の際もそれらの補償がなされることになります。
家財保険の存在を知る事が大事
家財保険について、基本補償についてや保険料を安く抑える方法などを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のポイントは、
- 家財保険は任意加入なので、入らないといけないものではない
- 家財保険は使う可能性が高い
以上となります。
家財保険は、絶対に入らないといけないというものではありません。
しかし、家財の損害は思っている以上に多いため、保険を使う可能性が高いと言えます。
保険料もものすごく高いという訳ではありませんので、万が一のことを考えると加入しておいたほうが安心でしょう。