「塩分の取り過ぎは良くない」という事は一度は聞いたことありますよね。
そんな「塩」に対しての評価を覆す真実をお伝えします。
「塩を食べすぎる日本人」は長生き
日本人は平均で1日10.1gの塩を食べているといわれています。
ところが、減塩の目標値は厚生労働省では成人男性で1日7.5g、女性で6.5g。WHOの目標は5gです。
しかし、日本人は塩を食べすぎているのに、なぜか日本人が長生きだという事実。
確かに食べ過ぎるのは健康を害しますが、塩が原因とはどうしても思えません。
減塩商品が多く売られていますが、本当にその商品が健康に資するのかは正直疑問です。
減塩したところで血圧は下がらない
本当に摂取しすぎの人は影響がありますが、減塩したところで大して血圧は下がりません。
データによれば、減塩で血圧が下がる幅はたったの7mmHgです。
血圧を測る習慣のある人ならよく知っていると思いますが、血圧はつねに上がったり下がったりしているものです。
体を動かすと上がりますし、おしゃべりが盛り上がっても上がります。部屋が寒くても上がります。
同じ人でも日ごとに血圧は違いますし、同じ日に、血圧をただ2回つづけて測っても、5とか10とか違って出ることはよくあります。
減塩の効果とされる幅は誤差のようなものなのです。
プレジデントオンライン
このように減塩は1つの要素でしかなく、本質的ではないという事です。
当然健康な生活の基礎には、食生活の改善が欠かせませんが、減塩だけで成し遂げられる事ではありません。
私も血圧が高めで健康診断で血圧が引っかかっていましたが、現在は引っかかる事はありません。
特に減塩生活を心がけていたわけではなく、運動&食生活の改善により血圧が低下したものと思っています。
そもそも、塩がないと人間は生きられない
もともと日本では海からの塩を大事に使いながら、大事な栄養分として大昔から使っています。
また、病院での点滴には必ずナトリウムが含まれ、血液中になくてはならないものです。
人間の体の大半は水分でできていますが、細胞内の水分バランスを保つために使われるのが塩分です。
血液や細胞外液など、体内の水分をコントロールしています。
塩分が不足すると体内の水分バランスがうまく機能しなくなり、脱水症状を引き起こしてしまいます。
取るべき「塩」
結論、天然塩をとるべきです。
「塩」と聞いて思い浮かぶのが「精製塩」のことで、スーパーなどで普通に買えるものです。
しかし、これは「塩」の味をした「精製品」です。
取るべき塩は、よく見る「食塩」ではなく、「天然の塩」を取るべきです。
当然「天然の塩」の方が高いので、使用する量自体も少なくなるでしょう。
この白い悪魔の記事にもある通り、精製した食製品の危険性を考えなおさなければなりません。
天然塩と精製塩の違い
天然塩と精製塩は以下のように異なる製法と特徴を持っています。そもそも、栄養素が違うから、同じ塩であったとしても身体への影響も異なるはずです。
- 天然塩:
- 天然塩は自然のままの塩であり、豊富なミネラルを含んでいます。
- 作り方は、海水を自然乾燥させたり、釜で煮詰めたりする方法です。
- 乾燥させる際に日光や風などの自然の力を利用し、人工的な加熱処理は行いません。
- ミネラル成分がバランスよく含まれているため、旨みや甘味を感じる味わいがあります。
- 精製塩:
- 精製塩は化学的な製法で作られます。
- 海水を電気分解して塩化ナトリウム(NaCl)のみを抽出し、作られます。
- ミネラル成分が除かれてしまい、塩化ナトリウムの濃度が高くなります。
- 大量生産が可能で、価格が安定しています。
まとめ
このように世の中で言われていることが、実は大して根拠がほどんどない、ということはよくある話です。
塩を一概に避けるのではなく、運動や温活などで体を温めつつ、代謝を上げる生活を続けていくほうがよっぽど健康的です。
世の中を常識を疑い、自分の経験から真実を見極めていきましょう。