ストレスを感じることで、身体にも心にも悪影響を及ぼすことがあるんや。
ストレスを感じない生活をするのは無理やけど、ストレスと上手に付き合っていくことが大事なんや。
ストレスの感じ方は人それぞれで、行動や思考パターンによって、心身に対するダメージが変わってきます。
例えば、友人からふとした瞬間に言われた一言が気になったり、上司の一言に対してモヤモヤした気持ちを抱えることもありますよね。
これは物事の感じ方によってストレスに対する反応は変わってきます。
同じ言葉でも、ある人にとっては非常にストレスを与える結果になったり、またある人にとっては全くに気ならないといったこともあります。
この記事では、ストレスを感じやすい人と感じにくい人の特徴と、ストレスを溜めにくい体質になるための行動や思考パターンについて解説していきます。
ストレスの原因から逃げる
人それぞれストレスの感じ方や物事のとらえ方が違います。
物事のとらえ方は、これは元々の性格や環境の影響を受けやすいですが、トレーニングを重ねることで変えていくことも可能です。
そして何より重要なことは、ストレスの原因から逃げることが重要です。
ストレスの原因となっている事象は、自分でコントロールできるものもあれば、逃げることができないものもあるでしょう。
逃げることができない事象に対して、そのストレスをどのように受け止めるのかを考えていかなければなりません。
また、できる限り心身へのダメージを最小にする必要があります。
ストレスを感じやすいタイプ
次に、ストレスを感じやすい人の特徴を見ていきましょう。
八方美人タイプ
誰に対しても分け隔てなく、人当たりが良いタイプの人は最もストレスを抱えやすいとされています。
愛想が良く誰に対しても人当たりのいい「いい人」タイプも、ストレスを抱えやすいとされています。
- 受動的で自己犠牲的な性格
- 感情を抑えがち
- 不平や不満を言わない
- 本音を言わない
八方美人タイプは本音を吐き出すことが上手ではないため、人間関係においてストレスを抱えやすいです。
軽い愚痴なども話すことをしないため、無自覚のうちに心の中にさまざま負の感情を溜め込んでしまっています。
我慢強く、弱音を吐かないことは美徳とされていますが、ある日突然心のバランスを崩してしますこともあり得ます。
せっかちタイプ
いわゆる「せっかち」なタイプの人も、ストレスを感じやすいといわれています。
- 短気な性格
- 決断が速い
- 常に時間に追われている
- 競争心が強い
せっかちタイプは自分に厳しく、仕事の正確性やスピードが高い傾向があります。
しかし、その厳しさを他人に対して求めてしまうこともあるでしょう。
真面目に仕事をするあまり、なんでも相談できる人間関係を築きにくく、漠然とした不安を抱えることも多いはずです。
こういった人は仕事面でのストレスが重なれば、メンタル不調を起こしてしまうことがあります。
ストレスを感じにくいタイプ
逆にストレスを感じにくいタイプは、「マイペース」な性格です。
- 時間に縛られない性格
- 競争心があまりない
- 感情表現が豊か
- 周りに人が寄ってくる
感情表現が豊かで、周囲に人が寄ってくるような「マイペース」なタイプの人は、ストレスを感じにくい傾向があります。
ストレス発散の習慣を日常の中で適切に実行しており、実は優秀な成績を残すことができるタイプだったりします。
ストレスを溜めない習慣・思考パターン5選
ここからは、ストレスを溜めない習慣や思考パターンを見ていきましょう。
無理に今の性格を変えていくのではなく、生活習慣や行動をコントロールすることで、ストレスに対する付き合い方を変える取り組みです。
性格を変えようとすると、それがストレスの原因になることだってあります。
あくまで、習慣や思考パターンを変えることで、物事の考え方を変えていくことが大事です。
新たなチャレンジは一旦停止
生活をとりまく環境変化は、思っている以上にストレスが溜まっているものです。
新しいことにチャレンジしたり、生活環境などを変化させると、新鮮な刺激が得られる反面、多くのストレスを抱えることにもなります。
特に、転職や引越、結婚などの変化があると、その変化とともに新しいことにチャレンジをしようという機運が高まるでしょう。
しかし、そういった場合でも、まずは変化に対して十分に適応できてから取り組むことをオススメします。
反対に、ストレスを抱えているときは、いつも行っているマイルールや習い事などを一旦停止してみることも有効です。
心身ともに回復してから再チャレンジしてみると、気持ちが一新されて、上手くいくことも多いです。
ポジティブシンキング
物事をネガティブに捉えてしまいがちな人は、ストレスを抱えがちですよね。
何事もポジティブな考え方をするのは難しいかもしれませんが、物事の良い面をとらえるように心がけていきましょう。
「死ぬこと以外かすり傷」という書籍もあるとおり、失敗したり、運が悪いことが起こったとしても、次は良いことがあると信じて突き進むことが重要です。
細かいことを気にしない
ストレスを抱えやすい人は、物事に対して細かい部分まで気になってしまう傾向があります。
自分に対しても、他人に対しても細かい部分が気になってしまうと、ストレスを抱えることに繋がります。
ストレスを抱えないようにするためには、細かい部分はある程度気にしないようにしていきましょう。
完璧主義な性格だと、思い通りに物事が進まないと、不安感や焦燥感にさいなまれることになります。
臨機応変に妥協できるポイントを探しつつ、最も重要なポイントに力を注ぐようにしていきましょう。
人を頼ってみる
忍耐力があり我慢強い人ほど、何事も自分の力だけで成し遂げようとしがちです。
しかし、その反面ストレスを抱え込むことになります。そんな時は周りの人を頼ってみることが有効です。
自分一人で抱え込む必要はありません。周りの人を上手く活用していき、積極的にサポートを求めてみると、物事は上手くいく可能性が高いです。
また、仕事やプライベートでも人を頼ることで、その人と信頼関係が生まれるでしょう。
充実した余暇を確保する
常に予定が入っていないと不安になったりする人は、休暇や余暇をとることに対して罪悪感を覚えるというケースがあります。
ストレスを溜めないようにするには、適度な休息が必要です。
さらに、適度な休息こそが、仕事のパフォーマンス向上につながることも少なくありません。
休息を取ることによって、心身を最高の状態に保っておき、仕事で最高のパフォーマンスができるという考え方が重要です。
まとめ
ストレスを溜めないようにするには、良い行動や思考パターンを習慣化することが有効です。
ストレスを溜めないコツは、「適度に自分を甘やかす」ことが大事です。
また、あなた一人だけが頑張る必要はなく、チーム全体で頑張るという考え方を持つようにしてください。
ピンと張った糸は少しの刺激で切れやすいものです。
肩肘張らずに、ゆるく生きてみる時期もあっていいはずです。
メリハリのある人生を生きていき、満足できる人生にしていきましょう。