今の時代は生きていくだけでも非常に困難な時代になりました。
数十年前ならいい大学に入って、いい就職先に入って人生を終えるという良い生き方が決まっていましたが、今は生き方に常に迷う時代になりました。
つまり、自分の人生の舵を、自ら取っていく重要性が増している時代と言い換えることが出来ます。
そんな人生に迷える人たち向けに、自分が考える生き方を考えるためのヒントをお伝えします。
自分の人生で何を成し遂げたいのか?
「昔はよかった」と年配者が何度も繰り返す様子は想像に難くありませんよね。
そう、昔は一直線に会社組織を信じて生きていれば大丈夫だったのです。
組織のいう事を信じて、それにただひたすらに取り組めば、目標を達成していくことができました。
その中で、自動で給与が引き上げられていき、未来に向けてのモチベーションも維持しやすい時代でした。
しかし今は「VUCA」の時代と言われ、あらゆる世界で大きな変化が訪れています。
また、平均寿命も延び、人生100年時代と言われ、長期的な生き方を考えざるを得ない時代になりました。
こんなクソみたいな時代だからこそ、主体的に生きていく事に対して重要性が高まってきているという事になります。
あなたは何のために生きるのでしょうか?
この問いに対して明確に答えられる人は居ますか?
今後は人生に迷う時代です。
この問いに答えを用意するためのヒントをお伝えします。
些末な目的や目標でも良い
まずは、壮大な目的や目標を描くな!という事に尽きます。
あなたが、孫正義や坂本龍馬や松下幸之助のような特異な性質を持っている人ならば、このページは見ていないでしょう。
私と同じ平凡な民族です。
著名なビジネスマンも人生に迷うこともあると思いますが、彼らが迷うのはビジネスジャッジに関するものです。
人生に迷うようなことはあまり想像できないでしょう。
つまり、本業で忙しいので、それ以外のことは二の次になっているという事です。
そもそも人生は他人と比べるべきものではありません。
だからこそ、何を成し遂げたいのかの目標を他人が成し遂げたことをベースに考えてはいけないのです。
それは他人の人生を生きる事と同義ですから。
どんな著名人も最初は無名だった
どんな著名なビジネスマンも最初は無名の新入社員だったのです。
大して大きな目標は持っていないかったでしょう。
しかし、仕事に携わることになり、その楽しさに魅了されその世界で没頭するに至っただけの人たちなのです。
つまり、彼らを参考にする必要はありません。
自分の目的、自分の目標を作って、それに対して生きていけばいいだけなのです。
○○○さんのようになりたい。
○○○さんのような生き方をしたい。
そんなのは目標でも目的でもなく、他人軸の人生を生きることになります。
あなたが普段している事で幸せを感じることはなんでしょうか?
なりたい姿ではなく、ありたい状況を考える
なりたい姿は簡単に見つかります。
億万長者、FIRE、会社での役職者、有名人、なりたい姿をかなえている人は探せば簡単に見つかりますよね。
そうではなく、ありたい状況を目標や目的に据えましょう。
単にお金を持っている状態が良い?他人から認められたい?自由な働き方をしたい?
こうした状況を目安にすると、他人と比べる必要性がなくなります。
自分の人生を形成していくためには、他人と比べない事が非常に重要なファクターです。
小さな目標を積み上げる事も重要
何か成し遂げたい事があったとしても、それにいたる道筋に小さな目標をちりばめましょう。
例えば資産額を目標としているのであれば、100万毎に目標額を設定し、それをなんどもクリアしていくイメージです。
小さな目標を設定していくことで、人生でやりたいことのイメージが形作られていきます。
それまでの人生でも積み上げてきた小さな目標が確実に存在しているはずです。
自分の場合は、人生は単なる暇つぶし
私の生きる目的は、「単なる暇つぶし」です。
アホかと怒られそうですが、大して人生で成し遂げたい事も、ありたい姿も考えないようにしてます。
単なる暇つぶしのために生きるので、たとえ苦しい状況に置かれても、刹那的に楽しめる事ができます。
暇つぶしなので、そんなに悩むこともありませんし、やりたいことをやるだけです。
やりたくない事はやらなければいい。
人生案外何とかなるものです。
苦しい事があったとしても、つぎの瞬間には楽しい人生が待っているかもしれません。
まとめ
「自分は何を軸に生きているんだろう」と思い悩むよりも、今何かに没頭しているのであればそれが生きる目的になります。
しかし、そんな人ばかりではありません。
人生は時に迷い苦しむものです。
そんな時に何を目的に、何の目標に生きていくのかをふとした瞬間に考えてしまう事もあるでしょう。
そんな時には、「他人と比べない」「他人の目的や目標を参考にしない」「小さな目標を定める」という事をベースに生きる目的を考えましょう。
何のために生きるのかではなく、どういう状況にありたいのかを考える事で人生を考えるヒントにしていただければと思います。