投資をする前に投資の勉強するのは無意味や。
適切なファンドを買ってから勉強していくのがええよ。
投資を始める前は「損したらどうしよう」とか「何のファンドを買えばいいのか」を迷ってしまいますよね。
そこで、今回は「投資初心者が最初に始めるべき行動」について紹介していきます。
最初に始めるべきことは、投資の勉強ではなく、口座開設です。
- ネット証券で口座開設
- 口座開設完了までに何のファンドを買うか決める
- 口座開設が完了したら、入金→ファンド購入
これだけです。
投資のノウハウばかり集めても、何一つ成長することはありません。
まずは1歩踏み出さなければ、なにも見えてこないのです。
口座開設はノーリスク
投資初心者がやるべき最初の行動は「証券口座の開設」です。
ネット証券大手2社のいずれかにサクッと口座開設してしまいましょう。
口座開設はノーリスクですし、損をすることがありません。
ネット証券は、街の金融機関より手数料が安く、利便性が高いのが特徴です。
証券口座へ入金
口座開設が完了したら、証券口座に入金しましょう。
普段使っている銀行から証券口座に資金を振り込みます。
振込方法などは、証券会社のHPなどに案内されていますので、そちらを参考にしてください。
いざ投資家デビュー
ここで、個人投資家としてデビューすることになります。
最初の銘柄選定は迷うところですが、目的の投資商品が決まっていない場合は次の投資信託を選択してください。
全世界株式に投資できる投資信託
全世界株式に投資できる投資信託を3本ご紹介します。
投資信託 | 運用会社 | 純資産額 | 信託報酬 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim全世界株式 | 三菱UFJ国際投信 | 2,942億円 | 0.1144% |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 楽天投信投資顧問 | 1,238億円 | 0.212% |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | SBIアセットマネジメント | 361億円 | 0.1102% |
いずれも全世界に投資できる投資信託で、手数料も安く資産形成に持って来いのファンドです。
すべて、SBI証券や楽天証券で購入することができるファンドです。
どの銘柄に投資したらいいか分からない、将来何が値上がりするのか分からない人には最適な商品です。
投資したら、値動きは見ないようにする
毎日株価のチェックをしてはいけません。
当然自分のなけなしの資金から投じたものなので、値動きが気になるのは分かりますが、長期的な目線で考えていくことが重要です。
今日、明日の株価の変動で一喜一憂しないようにしましょう。
一番やってはいけないことは、株価が下がったといって落ち込んで、株式を売却し投資を辞めてしまうことです。
今日値下がりしていても、明日は値上がりするかもしれないし、未来の株価を読むのは専門家でも不可能なのです。
投資家デビューしたばかりの人が未来の株価を予測することは不可能であると自覚しましょう。
投資の知識はこれだけで十分
カモネギ状態であることを自覚しろ
口座開設したら投資家気分になって勉強したくなりますよね。
投資初心者の人は誘惑が多く、あなたのお金を狙っている人も多いことに気付いてください。
いわゆるカモネギ状態なので、そういった怪しい業者のターゲットにされることだってあるのです。
そうした時は、信用できると信じるメディアだけの情報を得るようにしましょう。
今は仮想通貨やソーシャルレンディング等怪しい投資もあふれていますが、株式投資には非常に長い歴史があります。
歴史があるからこそ、悪徳業者を排除する仕組みが整備されているし、多くの投資家が安心して投資に参加できているのです。
信用できるメディア
信用できるメディアの一例は「リベラルアーツ大学」です。
YouTubeでほぼ毎日良質なコンテンツが公開されているため、非常に有益な情報を得ることができます。
Youtubeのチャンネル登録者数115万人を誇るので知っている人も多いと思いますが、毎日の通勤時間帯に見たりするなどして知識を付けていきましょう。
逆にいうとコレ以外の情報は必要ありません。
変な情報商材に騙されて、投資詐欺にあわないように気を付けてください。
株式投資は当然リスクがある
株式投資をすれば必ず儲かるなんて甘い話はありません。
元本が目減りするリスクだってあり得ます。
しかし、次に掲げるポイントを意識していれば、リスクを最大限まで低下させることができます。
余剰資金で投資をする
全財産を株式市場に突っ込んでいる人は、暴落のタイミングで必ず後悔するでしょう。
先ほども述べた通り、株式市場では必ず暴落が発生します。
結婚や出産、教育資金が必要なタイミングで暴落が発生し、資金不足となってしまい、やむを得ず退場することもあるでしょう。
当たり前の話ですが、余剰資金(=もし無くなっても生活に影響がないお金)で投資をしてください。
最初は少額からの投資でも良いでしょう。
最悪無くなっても生活に支障がないと思える金額で投資を行うべきです。
少額投資については他の記事でもまとめていますので、こちらもご覧ください。
投資目的を明確にする
そもそも、あなたは何のために投資をしていますか?
例えば、老後資金確保、教育資金のため、配当金収入でお小遣いを増やしたいなど、さまざまな理由があると思います。
老後資金確保を目的としているのであれば、目先の株価の下落は関係があるでしょうか?
確かに一時的に含み損を抱えてしまうでしょうが、現金化するのはもっと先の話のはずです。
現金化するタイミングで利益が確保されていれば良いはずです。
投資目的を見失ってはいけません。
何のために投資をしているのかを、再認識すべきなのです。
幅広い銘柄に分散投資する
投資の世界には「卵を一つのカゴに盛るな」という格言があります。
これは株を卵に例えて、1銘柄に資金を集中すると、値下がりに見舞われた時、損失が大きくなるという教訓です。
つまり、分散投資しておけばリスクが少なくなるという先人の教えなのです。
分散投資は、投資する銘柄を分散させることで、リスクを低減させる投資手法を言います。
単一の個別株への投資は非常にリスクが高いと言えます。
複数の銘柄に投資することで、暴落時のダメージを減らすことができます。
また、全世界株式や全米株式のようなインデックス投資もオススメです。
個人ではこれだけ幅広い銘柄に投資することが困難なため、便利な商品を活用していきましょう。
積み立て投資をする
投資をするタイミングを計ることは非常に難しいです。
コロナショックのような暴落のタイミングで株を買って、値上がりしたタイミングで売るのが理想的ですが、そんなことができる人はほとんどいません。
なぜなら、多くの個人投資家は株価が上がったタイミングで投資を始めようとするからです。
だから、投資を始めたことを後悔して撤退しているのです。
金融庁も勧めている「積立投資」は、あらかじめ決まった金額を続けて投資することで、リスクコントロールがしやすくなります。
値動きに慣れる
暴落や暴騰のタイミングで、あなたは正しい行動をとれますか?
日本でもバブル崩壊がありましたが、本来値上がりし続ける不動産など存在しないはずです。
冷静に考えれば、きわめて危うい状況であることは明白ですが、人間はいつも正しい判断ができるとは限りません。
目先の値動きに惑わされて、株を売ってしまったり、暴騰したタイミングで購入してしまうことは少なくありません。
そのため、値動きに慣れることが大事なのです。
日々の値動きに気持ちを左右されずに、長期的な目線で投資に挑んでください。
一番投資成績が良かった投資家は「亡くなった人」というデータもあるようです。
売買を繰り返すよりも、何もしない方が投資成績が良くなるということなのです。
こちらの記事にも同様の記載がありますので、参考にしてください。
まとめ
ノウハウコレクターとなっている人は多いですが、たとえ少額でも投資家としてデビューしている人は心構えが違います。
なぜなら、行動しているからこそ、生の知識を手に入れ、その次の行動に活かしているからです。
「まとまったお金が手に入ったら投資を始めてみよう」と思っていても、歳を取ってから変な情報商材に騙され詐欺にあうことも少なくありません。
まずは、株式投資を始めて、世界を広げてみることをおススメします。
よろしければこちらの記事も参考にしてみてください。