サウナ流行ってるよな。
何故これだけ流行るのかというと、それだけの魅力があるんや。
その魅力を解説していくで。
温泉や銭湯のお風呂ならば、マナーいろいろあるとしても、入り方が分からないという方はいらっしゃらないでしょう。
しかし、サウナや水風呂は知っていても、入った事がない、水風呂が苦手で入らないようにしているといった方も多いのではないでしょうか?
そんなサウナ未体験者の皆様に、湯活に目覚めた私がその魅力について紹介していきます。
基本的な情報なので、サウナ―の皆様は読み飛ばしてください。
なぜサウナなのか
脳疲労がとれる
脳は常にどうでもいいことを考えています。例えば「明日の夕飯のメニューは?」とか「明日は好きな番組の放送日だ」とか様々なことを考えています。
そしてそのどうでもいい事に脳の7~8割のエネルギーを消費しています。
常に忙しいビジネスマンほど、常に仕事のことを考えてしまいがちです。休みの日も運転中も仕事の事を考えてしまう人も多いでしょう。また、デスクワークの人は体を動かさないのに対して、脳は常にフル回転させています。
つまり、肉体よりも脳が酷使されている状態といえます。
そこで、サウナという選択肢が出てきます。サウナに入ると強制的に思考をストップさせることができます。なぜなら約100度の超高温状態は人間にとっては危機的な状況といえるからです。
危機的な状況に置かれた人間が、明日の天気など、どうでも良い事を考える余裕がなくなり、余計な事を考える事ができなくなります。
つまり、サウナに入ると一時的に思考をストップさせることができます。
また、サウナに入った後に水風呂に入る事で、血液が一時的に中心に集まることで血流が増加します。これにより、脳にも血液が送られて頭が非常にスッキリした状態になるというわけです。
メンタルが安定する
サウナに入ることで、イライラした気持ちが穏やかになり、ネガティブな感情が払しょくされます。
なぜなら、脳からアルファ波が出るためにリラックスできるそうです。
アルファ波とはリラックスして、何かに集中しているときに人間の脳から出る脳波の事です。
サウナに入ることで、強制的にリラックスしていながら、集中力が増した状態に強制的に持っていく事ができます。
その結果、集中して仕事に取り組む事ができます。
ぐっすり眠ることができる
サウナに入ることで、その日の夜はぐっすり眠る事ができます。その結果、睡眠時間が減り、日中の眠気を妨げることができます。
なぜなら、サウナや水風呂などの極限状態に身を置くことで、脳や肉体がものすごく疲れたを勘違いさせることで、体を休まさなければならないというシグナルが出るためです。
そのため、たっぷり運動したあとのようにしっかり眠ることができます。
今、不眠に悩んでいる人にはぜひ、サウナを試してみてほしいです。
疲労回復と美肌に効果的
サウナで疲労が回復するのは、体温が上がり、皮膚の毛細血管が広がって、血流が良くなるからです。
これにより、新陳代謝が高まることで、疲れが取れるというわけです。
また、美肌効果は新陳代謝による影響もありますが、肌が熱にさらされたことで、ヒートショックプロテインが出るためです。
ヒートショックプロテインとは熱による刺激が加わると活性化されるタンパク質のことで、細胞を修復する効果があります。
サウナに入るとお風呂と違って顔まで熱くなるから、ヒートショックプロテインが出て、顔の肌が綺麗になるという仕組みです。
サウナの入り方
サウナにも様々な種類がありますが、ここではドライサウナの話を中心に進めて行きます。
当然、サウナでは、発汗し、水分、塩分が失われます。脱水症状にならないようにするために、事前の水分補給は十分に行っておいてください。
サウナに行くと、私の感覚では500g~1㎏の水分が体から失われます。事後に1ℓ補給するのではなく、サウナに入る前に事前に300㎎から500㎎補給しておきましょう。
サウナは下段より上段、サウナヒーターに近いところがより熱いです。熱いほど効果が高くなるので、できる限り上段、ヒーターに近い場所を陣取りましょう。
また、姿勢は胡坐をかいた状態が良いです。サウナは体全体の温度差をなくして、血流を良くする必要があるからです。
この状態を維持し、5分を目安にサウナ室を出てください。
もし脈拍を測ることができるのであれば、脈拍が平常時の2倍になったらサウナを出ましょう。平常時の脈拍が60回程度なら、120回になったらサウナを出るというわけです。
脈拍を測ることが難しい場合は、5分を目安に、背中の中心がじんわり温まった感覚になったらサウナ室を出ましょう。
ちなみに、耐えすぎて心拍数が200回を超えると、心臓への負担が大きくなりすぎますので、注意してください。
水風呂
水風呂が苦手という方も多いでしょうが、心身のパフォーマンスを上げるためには、必ず水風呂に入らなければなりません。
ただ、いきなり入ると急激な温度変化によって失神したり、脳梗塞を引き起こしたりすることもあるので、まずは水シャワーなどで体を慣らしてから水風呂につかりましょう。
水風呂に入る際、大きく息を吐きながら入ることが重要です。
息を止めてはいると、横隔膜が下がった状態を維持するために、心臓に大きな負荷をかけてしまいます。
水風呂に入るときに心臓がバクバクする人は、息を止めて入っている事が多いです。
水風呂に入っている時間は、おおよそ1分程度にしましょう。
息が整ってきて、脈拍が平常時のものと同等程度になったら水風呂を出ましょう。
決してダラダラと水風呂に入らないようにしてください。
最初慣れないと、冷たすぎて出たくなるかもしれまが、じっとしていると体表周辺の水が体温で温められて、少しずつ暖かくなってきます。
これを「天使の羽衣」と呼ぶサウナ―の方もいらっしゃいます。ですから、水風呂では動かず静止していてください。
外気浴
サウナで十分に身体を熱して、その後水風呂で冷ました身体は、交感神経が両極端に振り切った状態です。
ここで体温を平常時のものにしようと、副交感神経を活発化させ、自律神経のバランスを取り戻そうとします。
個人差はありますが、この外気浴中にいわゆる「ととのった」状態がやってくるのだと思います。
独特の浮遊感などの感覚を味わうことができます。
また、外気浴の時間は5分から10分程度、足が冷たく感じる程度がベストです。
サウナ→水風呂→外気浴を繰り返す
サウナ→水風呂→外気浴を繰り返しましょう。
大体、サウナ好きの方に伺うと、3セットとか5セットとか仰いますが、これは サウナ→水風呂→外気浴を繰り返す回数を指しています。
集中して行動したければ1~2セット、リラックスしたければ3~4セット繰り返しましょう。
注意点としては、水風呂から出た後、外気浴をするまでの時間は短ければ短いほど良いです。
なぜなら、最高の集中力を手に入れるためには、サウナや水風呂で肉体を危機的な状況へ追い込んだ後に、一気に外気浴でリラックス状態にする必要があるからです。
まとめ
銭湯に行って、サウナに入らないなんて勿体ないです。宝の持ち腐れです。
サウナに入ることで、集中力や決断力が高まって体を覚醒させることができます。
経営者やビジネスマンにサウナ好きが多いのは、ドMなのではなく体を覚醒させるためです。
決断力と集中力が高まり、感覚が研ぎ澄まされた状態になります。
つまりサウナに入ると脳疲労がとれて、スッキリとした状態で仕事に挑めるというわけです。
ただ、お風呂でも疲労が取れたり、リラックスすることができると思っている人も多いと思います。
しかし、お風呂上りに仕事をする気にはならないでしょう。
一方サウナは肉体を一時的に危機的な状況に置くことで、脳がスッキリして集中力が上がります。
大きな試合やテストがある場合は、温泉ではなくサウナに入るべきなんです。
つまりサウナに入ることで、究極の集中力を手に入れることができるというわけです。