生活習慣

勉強や運動などが続かない?大丈夫。みんなそうだから安心して

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誰しもが年初等に何かを始めようと目標を立てるでしょう。しかし、それを初志貫徹実現できている人を見たことがありますか?

そもそも、人間の脳には現状維持をしたいという欲求があります。いわゆる現状維持バイアスというものです。

現状維持バイアスとは

変化を避け、現状維持を求める心理傾向です。現在の状況よりも好転するとわかっていても行動できない、未知のものや変化を受け入れずに現状の安定した状態を「損失」するリスクを回避しようとする心理が働きます。

現状維持バイアスは、新たな情報やアイデアよりも既存の状態を好み、新しい選択肢に対して否定的になり、安定感や安心感を求めることが特徴です。このバイアスは我々の意思決定や行動に潜在的な影響を及ぼし、変化を抵抗する要因となることがあります。

だから、新しいことをはじめて継続するのは、現状維持の本能に逆らうことになるため非常に難しいものです。

一方で、現状維持したい本能があるということは、学習や運動を一度習慣化してしまえば、それを継続するのは比較的簡単ということでもあります。

つまり、新たな行動をするときには、最初にある程度継続して習慣にするまでが一番難しく、そこを乗り越えられず3日坊主になってしまうことが多いのです。

現にこのブログも3年近く放置してしまっていました・・・。

この記事では、新たな行動を習慣化するために取り組むべき、たった一つのコツをお伝えします。

特別な資格やスキルは全くいらない、簡単な内容です。

しかし、このコツを知らない事で結果的に、三日坊主になることが多いのです。

ぜひ、最後までお読みいただき、三日坊主にサヨナラして、目標達成までたどり着けられればと思います。

必ず小さく始めること

新たな行動をするときは、必ず小さく、少しずつ始めてください。

先ほども述べたように、人間には「現状維持したい」という本能があります。

毎日歯磨きをするのにそれほど労力はいりませんよね?つまり習慣化した事ならば、我々は簡単に実行できるのです。

しかし、新たな行動を起こす際は、必ず心理的な負荷が発生することを認識してください。

だから、最初ほど小さく無理なく始めなければならないのです。

例えば、ジョギングをする際も、いきなり5㎞や10㎞走るのではなく、家の周りを1周するなど非常に簡単に達成できることから始めて下さい。

小さく初めて、大きく育てることが大切です。

目標を「小さいゴール」におく

マラソン完走のコツは、四十二キロ先のゴールを目指すのではなく、次の電柱まで、さらに次の電柱までという繰り返しで、小さいゴールを積み重ねて、いつの間にか最終ゴールにたどり着くという意識を持つことだと言われています。

イチローの名言にも「小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」というものがありますね。

皆さんが掲げる目標は最終目標も遠く高いもので、いきなりこれを目指すと、達成に近づいているという実感がなかなか涌かず、いずれやる気が萎えてしまいます。

そこで、まずは身近な「小さいゴールを目標にしましょう。勉強の成果が早めにみえた方が好循環になりやすいからです。

例えば勉強であれば、試験に向けて勉強する→良い点を取る→やる気がアップする→もっと勉強する→勉強が得意になる→更に良い点を取れる・・という具合です。

小さい目標達成の積み重ねが、試験合格という大きい目標達成につながると考えましょう。

無理なく成果が続く好循環ループに入れる方は、このように最初の段差を小さくする、自分が登れる段差を設定して着実に登ることが上手なのです。

だから無理なく行動でき、行動すればするほどリソースが身につき、成果を出しやすく、継続しやすいのです。

習慣化のコツ

三日坊主にサヨナラして、やると決めたら継続する力をつける、習慣化のコツは、「習慣になるまでは行動量・頻度を少しずつ設定して、徐々に増やしていくこと」です。

言われてみたら当たり前のことと思われるかもしれません。

しかし、案外実践できていないことも多いのではないでしょうか。

最初に気合を入れ過ぎないように

よくあるNGパターンとして、最初から飛ばし過ぎ、やりすぎてしまうことがあります。

何かをはじめようとするとき、最初はモチベーションが高かったり、気合が入っているのが普通ですよね。

例えば、「今年こそはダイエット」と、スポーツジムに入会した時、初日が一番モチベーション高く、やる気満々です。

その勢いに任せて、これまでほとんど運動していなかった人がいきなり2時間運動してしまったり、「会員になったからには元を取る!」と、ヨガレッスンに入り、次にプールにも行き、その次は筋トレもしよう!というようなバチバチに気合いが入った行動量・頻度で始めてしまうことも多いのです。

すると、次にジムに行こうと思ったら、「どうせ行くなら1時間は運動しなきゃ」などと自分自身でハードルを上げてしまいます。

そして、「今日はそれほど時間が取れないから明日行こう」。

翌日になったら「結局今日も忙しかったから、時間に余裕のある週末に行こう」。

そして週末になったら「面倒だから明日行こう・・・」。

このように先延ばしになり三日坊主になるのです。

本能をだまして習慣化してしまおう

新しい行動を始めようとしていることを本能に気付かせないくらい、少しずつやるのがオススメです。

人間は本能には逆らえません。皆さんも空腹を抑える事なんてできませんよね?

運動したいと思うなら、まず今すぐ立って、家の周りを5分だけ歩きましょう。

そして、翌日は10分に増やしたり、筋トレを5分だけやるなど、本能に気づかれないくらい少しずつ始めて、それを「習慣化している」と本能をだましながら、少しずつ行動を増やしていきましょう。

そして、三か月後、半年後、気付いたら毎週運動する習慣ができているとかになれば、逆にやらない方が気持ち悪くなります。

そうなれば、現状維持の本能は強力な味方になってくれます。それまで焦らず少しずつ取り組んでみて下さい。

中断しても良いけど、止めるな

ここまで言ってきましたが、当ブログも3年の休止期間がありました。

私自身も継続することの難しさを再認識しているところです。

単純に仕事が忙しい、飽きた等の理由はあるものの、気合をいれてチャレンジしすぎた事が休止をもたらしたと思っています。

ただ、休息は決して悪い事ではありません。

人生とはあてのない旅なのです。

何かを始めようと思う事も、それを継続しきれず、一時的に休むこともまた人生なのです。

つまり、それらの事含めて自分の人生ですので、何かを続けられなかった事と判断するのではなく、一時的に休んでいるだけと判断することも大事です。

あなたは継続できない人間ではなく、いまは心の充足期間ととらえ、また明日からチャレンジしていけばいいのです。

私もこのブログを続けていこうと思いますので、皆さんもなにか過去に辞めてしまった事に再チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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