
GMAP-BFの概要
GMAP-BF(GLOBIS Management Assessment Program - Basic Framework)は、グロービス経営大学院の合格要件や企業の昇進試験などで利用される、ビジネスの基礎知識を測るテストです。試験範囲は以下の6科目から構成されます。
- マーケティング
- 経営戦略
- 人的資源管理
- 組織行動学
- アカウンティング
- ファイナンス
合格ラインは企業によって異なりますが、一般的に総合評価で6割程度の正答率が求められます。満点を取る必要はなく、「合格しさえすれば良い」試験です。
最短・最効率の勉強法
使う参考書は“たった1冊”
まず、巷に溢れる様々な参考書や問題集に手を出す必要は一切ありません。 あなたが必要なのは、この「グロービスMBAマネジメント・ブック」、ただ1冊です。
多くの受験者が不安から「MBAのための基本問題集」なども購入しますが、マジで要りません。時間の無駄です。GMAP-BFは、このマネジメント・ブックの理解度を測るために作られています。
目指すゴールは「分からない単語をゼロにする」
勉強法は極めてシンプルです。 この本を読み込み、「知らないビジネス用語をなくす」こと。ただ、それだけです。 単語を見て「知っている」レベルでは不十分です。「その単語が何を意味し、どういう場面で使われるのかを、自分の言葉で簡単に説明できる」レベルを目指してください。
この状態になれば、インプットは完了です。 理解が早い人なら1周、不安なら2〜3周読み込み、すべての単語を説明できる状態に仕上げましょう。
本番で問題を解くコツ
GMAP-BFは知識だけでなく、本番での「立ち回り方」も重要です。試験時間は思ったより短く、時間配分が合否を分けます。
時間配分:「単発問題」を最速で処理し、「ケース問題」の時間を確保する
問題は、知識を直接問う「単発問題」と、短い文章を読んで状況を分析する「ケース文問題」に分かれます。 多くの人が、難しい「ケース問題」に時間をかけすぎて、時間切れになります。これが、典型的な失敗パターンです。
正しい戦略は、その逆です。 まず、「単発問題」を、圧倒的なスピードで解き進めてください。これは暗記さえしていれば、数秒で解ける問題です。ここで時間を稼ぎます。 そして、そこで生まれた時間の“貯金”を、すべて「ケース問題」に投下します。この時間配分を、徹底してください。
合格戦略:「苦手分野」を、なくすこと
この試験の目的は、満点を取ることではありません。「合格」することです。 であるならば、あなたの取るべき戦略は、得意分野を90点から100点に伸ばすことではありません。 苦手分野を、30点から60点に引き上げることです。
全科目で、まんべんなく6割を取る。 そのために、自分の「苦手分野」を特定し、そこを、徹底的に潰すこと。これこそが、合格への、最短ルートです。
実践問題集
以下のリンクに、各科目の実践問題集(各30問)を用意しました。 これらを解き、自分が「語れる」レベルに達していない、本当の「苦手分野」をあぶり出してください。そして、その分野を、マネジメント・ブックで、再度、潰し込む。その、地味な繰り返しだけが、あなたを、合格へと導きます。