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ホワイト企業に入社せよ!特徴や見つけ方と私の転職事例

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ホワイト企業は最高やで。
仕事は楽で、高収入や。
仕事量と給与は比例しないんやで。

誰もがホワイト企業に入りたいと思っていますが、なかなか思い通りにはいきませんよね。

私もブラック企業を逃げるように辞めて、ホワイト企業に入社しましたが、ホワイト企業に勤めている人の中にも、Fラン大卒の方も居るし、さまざまな人が居ます。

運よくホワイト企業に出会えればいいですが、ホワイト企業を見つけてからの転職活動にもコツがあります。

そこで今回は、ホワイト企業に転職をしたい人に向けて、ホワイト企業の特徴や見分け方、私自身の転職事例をご紹介していきます。

こんな人にオススメ

  • ホワイト企業の見つけ方、見分け方が知りたい
  • ホワイト企業に転職するコツが知りたい

こんな人はぜひ参考にしてください。

ホワイト企業とは

ホワイト企業とは、ブラック企業の対義語として生まれた言葉です。

給与が高かったり、有給が取りやすかったり、社員がより働きやすくなる環境作りに取り組む企業が、ホワイト企業です。

次にホワイト企業の特徴を見ていきましょう。

離職率が低い

ホワイト企業は離職率が低い傾向にあります。

離職率が低いということは、従業員が働く環境に満足しており、安心して継続的に働ける環境が整っているということです。

では、離職率の低い企業はどういった業種なのか、次の表を見ていきましょう。

区分離職率
鉱業,採石業,砂利採取業7.20%
建設業4.20%
製造業5.00%
電気・ガス・熱供給・水道業4.10%
情報通信業5.80%
運輸業,郵便業6.40%
卸売業,小売業8.00%
金融業,保険業7.30%
不動産業,物品賃貸業8.50%
学術研究,専門・技術サービス業7.80%
宿泊業,飲食サービス業17.60%
生活関連サービス業,娯楽業11.40%
教育,学習支援業11.00%
医療,福祉8.50%
複合サービス事業5.40%
サービス業(他に分類されないもの)9.50%
出典:厚生労働省「平成 29 年上半期雇用動向調査結果の概況」

離職率が高い業種が「サービス業全般」、「教育・学習関係」が2桁と頭一つ抜けている印象です。

対して、「インフラ系(水道・電気・ガス)」や「建設業」は比較的離職率が少ないです。

安定業種だと、給与水準も高く、それが社員の満足度に直結してきます。

残業時間が明確に規制されている

ホワイト企業は明確に残業時間が規制されています。

一般的に残業が少ないといわれる基準は20時間以下と言われていますが、これ以上の残業時間となるとプライベートの時間を確保するのもなかなか難しいはずです。

また、みなし残業などの制度があるような会社は、残業があることを前提としているため、利益率が低い傾向にあります。

サービス残業もそうですが、社員を残業させることを前提としたビジネスは旧態依然としたものであり、ビジネスの構造自体が未来に期待できないことが多いです。

ホワイト企業は有給の消化状況も管理されており、社員の健康状況に対して配慮しているという面があります。

余暇時間が確保できるため、家族との時間や、友人関係など、プライベートも充実させることができます。

平均年収が高い

ホワイト企業は平均年収が高いです。

中小企業に勤めていると、夏のボーナスの平均支給額が90万近い平均支給額と知って、自分はそんなに貰ってないと落ち込みがちですよね。

そもそもホワイト企業は辞める人が少ないため、平均年齢も高く、平均年収もそれに伴い高くなります。

また、基本給が高いので残業代とボーナスが無くなっても、安定的な収入が得られることが多いです。

他にも、通勤補助や家賃補助などの各種手当てを総合すると、手取りにした時に給料が高くなることがあるので、見た目の額面だけでなく、福利厚生などを含めると好待遇と言える環境に身を置くことができます。

女性への待遇が良いという面もホワイト企業の特徴です。

復職に取り組んでいたり、産休・育児に対する理解があって、女性のスキルアップに真摯に取り組んでいる企業が非常に多いです。

ホワイト企業で働くデメリット

意外かもしれませんが、ホワイト企業にもデメリットがあります。

次に掲げますが、長く存続している企業だからこその特徴が多いです。

  • 保守的な考え方(やりたいことができない)
  • 残業時間が規制されるため、稼ぎが限定される
  • 成果型報酬制ではない(完全なる年功序列の文化)
  • 無能な人が意外と多い(退職させられない)

こういった特徴があることを理解しておいた方が良いです。

特に残業代で稼ぎたい人や、上昇志向の人には合わない環境かもしれません。

また、若手社員であれば出る杭は打たれるとある通り、自由に仕事ができないことが多いです。

とはいえ、自分の気の持ちようや行動で少しづつ環境を変えることができるので、できる範囲で成果を出していくのが理想形と言えるでしょう。

ブラック企業からホワイト企業に転職した事例

私のスペックは、都内有名私大を卒業後、大した資格も語学力もなく、中小企業に入社していた一般的なサラリーマンです。

新卒で就活していた時期がちょうどリーマンショックと重なったため、大企業に入りたかったですが、結果的に中小企業に入らざるを得ませんでした。

その中小企業では5年程働き続けましたが、キャリアアップのためバイオベンチャーに転職し、その後一部上場企業の子会社に再転職して今に至ります。

私の経験上、ブラック企業とホワイト企業の待遇の違いを次にまとめてみました。

1社目の中小企業と、2社目のバイオベンチャーと、3社目の現職の待遇比較

 1社目:中小企業 2社目:バイオベンチャー3社目:現職
平均年収(公表値)400万500万800万
残業時間(月)60h(サービス残業40h含)100h(サービス残業80h含)20h(サービス残業なし)
休日出勤ありありなし
有給自然消滅1年で1日だけすべて消化

1社目の中小企業は有給を消化した覚えもないのに、自然消滅していました。

休んでいないのに休んでいることになっているという不思議な環境に身を置いて、それが普通と思っていました。

2社目のベンチャーは社長がワンマン系の人で、さまざまな罵詈雑言を投げかけられ精神的におかしい状況になり、転職をしたという経緯です。

今考えても、待遇面で非常に大きい差があります。

中小企業やベンチャーに勤めている方で、今の職場に満足していないのであれば、転職活動をゆるやかにしてみても良いでしょう。

転職にはリスクが伴いますが、転職活動はノーリスクです。

ホワイト企業の見つけ方

それでは、実際にホワイト企業に転職するには何をすればいいのかを解説していきます。

後悔しないためにも、次のような手順を踏むことをオススメします。

転職エージェントに登録

まずは、転職エージェントに登録してください。

転職サイトとは異なり、転職エージェントは求職者と求人を出している会社との間を取り持って調整してくれます。

つまり、それだけ人材採用にお金がかかります。(会社側がお金を全額負担してくれるので、安心してください。)

具体的には提示される年収の3割程度の金額なので、社員を使い捨てる真似はしないはずです。

転職エージェントのオススメは次の2社です。

大手エージェントのため、業界の知識や情報量が多いので、あなたの希望に合うさまざまな企業を紹介してくれると思います。

この2社の登録をしておいて、余裕があればもう1社登録してみて下さい。

あまり多く登録しすぎると、情報量が多く混乱してしまいます。

業界最大のリクルートエージェントと、業界2位のdodaに登録しておけば間違いないでしょう。

狙うべき業種

転職エージェントに紹介してもらった企業の中で、インフラ系やメーカーなどがあれば積極的に狙っていくべきです。

この他の業界にもホワイト企業は多くありますが、新規参入がしやすい業界(飲食、サービスなど)ではなく、参入障壁の高い業種はホワイト企業の可能性が高くなります。

また、上場企業の子会社もオススメです。

上場企業はさまざまな面でチェック機能が働いており、その子会社も同様にチェックされますので、長時間労働を抑制するための仕組みもある場合が多いです。

もちろん、他の業界にもホワイト企業はたくさんありますが、こういった参入障壁の高い業界は競争が少ないので、ホワイト企業である可能性が高くなります。

おすすめの業界

  • インフラ系(水道・ガス・水道・通信等)
  • メーカー系(機械・化学・医療等)
  • 上場子会社(東証一部上場子会社)

こういった業種の求人がないか転職エージェントに相談してみることも有効です。

四季報や有価証券報告書をチェック

転職前に四季報を購入しておき、有価証券報告書の見方を覚えておいた方が良いです。

四季報では次のポイントをチェックしてください。

  • 平均勤続年数:10年以上
  • 離職率(3年以内):10%以下
  • 利益率:安定的に10%以上

あくまでも目安ですが、このポイントが満たされているか確認してください。

転職エージェントに紹介してもらった企業のうち、少しでも興味のある会社があれば、会社四季報か決算書からこんなポイントをチェックしてください。

上場企業であれば、有価証券報告書が各会社のHPに掲載されています。

そこで、安定的に営業利益が出せているのかをチェックしてください。

また、四季報でのチェックポイントも掲載されていますので、そちらもチェックしてみると良いと思います。

転職口コミサイト

求人票を見ても判断できないことも多いです。

そんな時は、次のような転職口コミサイトを見てみましょう。

  • OpenWork
  • 転職会議
  • キャリコネ
  • カイシャの評判

転職者や在職者、元社員が書き込みをしているため、リアルな情報が記載されていることがあります。

ただ、情報には偏りがあったり、主観的な意見だったりと役に立たない場合も多いです。

話半分に聞きつつも、参考になる情報も多いので、一度検索してみて総合的に判断することが有効です。

ホワイト企業に転職するには

ホワイト企業を見つけた後は、実際に面接や試験を受けて、内定を目指していくことになります。

ホワイト企業の採用倍率は当然のことながら高いです。

ただし、内定を獲得するコツがあると思っているので、それをお伝えします。

転職エージェントのフル活用

転職エージェントはいくら相談しても”タダ”です。

無料なんだから、フル活用しないと損ですよね。

職務経歴書の作成

転職においては職務経歴書を用意する必要がありますが、必ず転職エージェントにチェックしてもらってください

自分がメインでやった作業ではなくても、手伝った程度であってもその職務を記載して内容を充実させておきましょう。

また、その職務でどういう工夫をしたのか、どういう場面で苦労したのかのエピソードを話せるように準備しておいた方が良いです。

面接対策

職務経歴書と同じく、面接対策も転職エージェントを使っていきましょう

転職エージェントは、その企業が過去の面接で問われた質問リストを持っていることがありますので、そういった情報を取得しておくと良いです。

面接は数をこなして慣れていく必要がありますので、事前に何を問われるのかを想定しておくことは非常に重要です。

面接の場慣れ

面接は場慣れしていく必要があるので、あまり興味のない会社を5社程度受けた後に本命の会社に面接に行った方が良いです。

最初から本命に直撃するのはやめましょう。

もちろん、コミュ力抜群の人は1社目で決まるかもしれませんが、多くの人はそう簡単にはいきません。

練習だと思って面接を複数社受けてみる覚悟を持っておいてください。

企業理念に自分を合わせる(演じる)

最後に最も重要な要素をお伝えします。

それは、企業理念や企業文化に自分は合っているとアピールすることです。

ホワイト企業は人材の育成にも力を入れていることが多いです。

外資系やブラック企業は即戦力募集という側面から、スキルが高い人を求めがちですが、ホワイト企業はそうではありません。

どちらかと、既存の環境にマッチできるのか、自社の理念や思想に共感できるのかを見られています。

長く勤められる企業だからこそ、多くのメンバーと共同作業をしながら、将来的の幹部候補として採用されることが多いため、早期退職されたくないという観点があるからです。

特に役員面接時は会社HPにある社長メッセージは何度も読み込んでおくべきです。

まとめ

ホワイト企業の魅力や入社に向けてのコツを見てきました。

当然ホワイト企業には応募が集まり、採用されるのは非常に難しいです。

私も数十倍の倍率をくぐり抜けてホワイト企業への入社を果たしました。

転職はリスクが伴いますが、転職活動はノーリスクです。

まずはリクルートエージェントdodaなどの転職エージェントに登録してみましょう。

あなたの人生が今よりも良いものになるよう応援しています。

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