今でこそ当然のように米国株投資をしていますが、最初は戦々恐々だったことを覚えています。
英語も読めないし、有名企業以外は知らないし、財務諸表も読めないし・・・日本株だけで充分と思っていました。
しかし、米国株投資を始めてからは、やはり世界にも目を向けるべきだと感じるようになりました。
やっぱり日本株の方が良い?
日本にも優れた銘柄はありますが、もう一段上の世界というステージから眺めてみる必要があります。
私は米国株投資を始める前は日本株投資を中心にしていました。
外国株はリスクが非常に高いと思い込み、日本株は為替リスクもなく、比較的安定的に収益を上げられると思い込んでいました。
外国株投資がなぜ必要か?
外国株式に対して投資することが必要な理由は次の事実に集約されています。
世界の株式時価総額を見てみると、日本株の時価総額ははわずか5.7%ほどのシェアしかありません。
また、各国の成長率をみても、日本のGDPはほぼ横ばいですが、世界のGDPは年間3%前後プラスで推移しています。
この3%が「ゆるやかな世界経済の上昇」の正体であり、日本株に投資するのみでは得られないリターンです。
世界経済が上昇していく中、わずか5.7%のシェアの日本への集中投資で安全なんでしょうか?
日本株「だけ」はハイリスク
当然ながら、日本にも優れた銘柄はあります。
日本株の中にも、連続増配を記録している企業もありますし、新たな企業が上場したりと新陳代謝も図られています。
しかし、「日本だけに投資する」よりも「世界全体に投資する」方が今後の資産形成における一助となる事は確かでしょう。
全世界株のメリットを享受せよ
全世界株式への投資はトータルで成長する世界経済の恩恵を得られます。
- 新興国の成長も取り込める
- 世界分散することでリスク低減が図れる
- 現代ポートフォリオ理論に基づいている
- 米国株の割合が6割を占める
IMF「世界経済見通し」によると、世界経済は毎年おおむね3〜4%程度ずつ成長しています。
全世界株に投資すれば、その成長力を生かした投資ができるでしょう。
加えて、今の時代はグローバル市場が既に形成されています。
日本に居ながらにして、スマートフォンは何を使っていますか?
iPhoneですか?Androidですか?
買い物はAmazonですか?ヨドバシドットコムですか?楽天ですか?
このように自然と外国製品や外国サービスを享受しています。
世界に投資するという事は、世界の経済成長の恩恵を受けるということに他なりません。
米国でさえも、今後一強が続くとはいいきれません。
そんな時代に、資産を減らすことを防ぎ、堅実に増やす「負けにくい投資」をする意味では、全世界株に一日の長があると考えます。